皆さんこんばんは。
先日、新潟~酒田間で来年10月にデビューする海里のことを書きましたがそのかわりにやはりきらきらうえつは引退のようですね。各報道機関から発表されました。
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このきらきらうえつの485系700番台、形こそ新造車体で原型を留めていませんが数少なくなった485系の末裔として頑張ってきました。新潟支社ではもう1本485系 改 としてNO.DO.KA編成がありましたが今年の1月に廃車回送されきらきらうえつ編成が485系の生き残りとして頑張ってきました。
きらきらうえつは2001年11月23日より新潟~酒田間を主に週末中心に運行する臨時の観光列車です。羽越本線の沿線自治体が「羽越本線沿線観光振興連絡協議会」を設立してこの列車を企画したのですから当時からこの列車を通じての沿線の観光促進への期待が大きかったことが伺えます。
車内もなかなか個性的でユニークですよね。4両編成、全車普通車で、1号車・3号車・4号車のいずれも全席指定席で、座席の間隔はグリーン車並みで広いのが特徴。ある意味特急いなほ号よりゆったりしていてしかも快速だから新潟~酒田間はこれに乗車したほうが得でゆったり出来て良かったですね。僕もそのような使い方をよくしました。
1号車と4号車には簡易展望スペースが、3号車には多目的室「きらきらきらルーム」があり車内も飽きさせない工夫が凝らしてあります。
2号車は「きらきらきらラウンジ」車両で、ミニビュッフェ「茶屋」とボックス席(18席)、プロジェクションマッピングやパンフレットで紹介する「きらきらきら情報コーナー」が設けられてまして。 「乗ってうれしい・降りて楽しい」というキャッチコピー通りの充実な車内設備です。よく485系をこんなに改造したなと感心してしまいましたね。
485系 改 きらきらうえつ号 2017年4月 新崎駅で撮影
白をベースにパッチワーク柄の可愛いカラーリング。485系ジョイフルトレイン群の中でも1番派手なカラーリングではないでしょうか。
運転区間も基本は新潟~酒田間ですが夏には象潟、羽後本荘まで延長したり、秋田まで延長運転も最近ありましたしね。あと季節によりダイヤを変える(上りにおいて日本海の美しい日没を車内から楽しむため)のもこの列車の特徴ですよね。本当に何から何まで趣向を凝らした列車です。
でも485系700番台で走り始めたからもう17年も経過したんですね。老朽化により海里にバトンを渡すことなんでしょうがそのまま廃車か、または車両自体は数年残り波動用になるのか…。その点はまだ不明ですが出来れば残って数年は走ってもらいたいですね。
485系 改 きらきらうえつ号 2017年4月 平林~坂町間で撮影
最近485系ジョイフルトレイン群も引退、廃車が目立ってきましたね。このきらきらうえつの他に宴、華、ジパング、リゾートやまどり、いつの間にか5本しかない状態ですね。残りの4本も車齢を考えるといつ引退→廃車の流れになるかわかりませんから今のうちに記録して乗車していかなければなりませんね。きらきらうえつは引退するまでに僕も新潟へ行きましてしっかり記録して最後に乗車したいですね。