4月8日 E261系【特急サフィール踊り子1号】東京~伊豆急下田間乗車体験記、続きです。
【特急サフィール踊り子1号】の停車駅、時刻は
東京11:00
品川11:08
横浜11:24
熱海12:19
伊東12:37
伊豆高原12:55
伊豆熱川13:06
伊豆稲取13:13
河津13:18
終点伊豆急下田13:29
2時間29分の旅です。
踊り子号の中では速達タイプのダイヤになっています。
特に横浜~熱海間は無停車なので東海道線をガンガンに飛ばしていきます。
地元平塚駅を通過するときはなんだか嬉しく良いものですね。
では車内を色々見ていきたいと思います。
2号車、3号車は4人用個室、6人用個室がそれぞれ2部屋配置されてます。
片側通路のこの配置はまさしく寝台特急の個室寝台を思わせる感じ。
扉開けるのは失礼なんで窓越しに撮影しました。
これは6人用個室です。
本当に広々していてグループで乗ったら最高ですよね、ちなみに僕が見たところだと3号車の4人用個室1室が埋まっておりました。
アテンダントの人が4号車のカフェテリアからルームサービス運んでましたね。
連結部やデッキは内装カラーリングがホワイトなので明るい雰囲気です。
で5号車のグリーン車を覗いてみました。
E261系【サフィール踊り子号】は5~8号車はグリーン車になってます。
在来線特急では前代未聞の編成全てグリーン車がこの列車の最大の特徴。
JR東日本と言えばグリーン車は255系以降は2+2のシート配列が標準でしたがE261系では2+1のシート配列が復活しました。
こちらもレッグレスト付き、新幹線のグリーン車のシートとほぼ同じような形状ですね。
1号車 プレミアムグリーン車と打って変わって内装は暖かみのある明るい雰囲気、シートもカラーリングも綺麗ですよね。
5~8号車のグリーン車にも乗ってみたいですね、今度は伊豆急下田~東京間をこのグリーン車で乗車してみようと思いました。
11時45分頃、ちょうど小田原辺りを通過するときに4号車 サシE261 のカフェテリアに行きまして食事です。食堂車で食べるのって10年前結婚する前に奥さんと北海道へ旅行した帰りにE26系【カシオペア】でディナーフルコース食べて以来かな、今回の【サフィール踊り子号】乗車の中で楽しみの1つでした。
このカフェテリアで食事するには【サフィール踊り子号】専用サイト、サフィールPayで事前予約をして指定された時間に4号車に行き食事をするスタイルです。
まぁこの方法納得は出来るのですが御年配の方は少し解りづらいかもしれませんね、食事を提供する側にとっては時間や提供する個数が決まっている方がやりやすいかとは思いますので合理的なやり方だとは思います。
しかしこのカフェテリア、食事の内容等を踏まえると半室、もしくは2/3で間に合うとは思いますがあえて思い切って1両丸々にしたのは良く思い切ったな~と思いましたね。
僕は海側のカウンター席で食べました。
ラーメンさざえの焼きおにぎりセット(1.100円)です。
まずラーメン。
当初このメニューが発表された時、「こんなに量少ないの」とか色々ツイート等ネットで物議を醸しだしておりましたがこのどんぶり、小さく見えますが結構深くて量はそこそこ入ってます、スープストックとかの容器と同じようなもんですね。
スープは鶏がらのあっさり醤油味、なかなかの味でしたよ、というかラーメンと言えば僕も15年前くらいは「ラーメン二郎」のがっつり系や「ラーメンショップ」のこってり系のとんこつ醤油などそういうのじゃないとラーメンではないと思い好んで食べてましたがやっぱり歳取ると味の好みって変わるんですよね、オーソドックスな昔ながらの醤油味のあっさりスープが好きになってしまったのです、あと麺もちぢれ麺でスープが絡み美味しかったですし具の半熟煮卵が良いですね。
ラーメンも良かったのですがそれ以上に美味しかったのはこのさざえの焼きおにぎり
しっかりサザエの身が入りほんのり醤油味で出汁が効いた炊き込みご飯を握って焼いてあるのでこの味は感動しました、しかもラーメンと一緒に食べると合うんですよね。
量的には腹いっぱいとはいかないんですがね、軽食としてはまずますの量なんですよね(だからって量が少ないことは無いです)伊豆へ着いたら本格的に美味しいものは食べつ訳だから伊豆への往復の移動に少し彩りや潤いを持たせる存在が【サフィール踊り子号】のカフェテリアなのでしょう、あと車内で車窓を楽しみながら食べるということは本当に良い、席で食べる駅弁も良いのですがこういう特別な車両空間に移動して席に着いて食べるのがなんか心をリッチにしてくれますね、僕も先にも言った通り奥さんと【カシオペア】で食事をしたり、小さい時は上野~青森間の特急はつかり号のサシ581、サシ481で食べたカレーライスやスパゲッティミートソース等鮮明に覚えてますしその時にも味わった気持ちがまた蘇って来ましてね、小田原~熱海間のわずかな時間でしたが良い体験が出来ましたよ。
熱海から伊東線、伊東から伊豆急行線に入れば車窓左側は海が見える車窓になってきます。
伊東線、伊豆急行線内は熱海までとは打って変わり非常にゆっくりと進路を進めます。
伊豆急線内はトンネルとカーブが多く速度は出せませんからね、ですがゆっくりなので海や沿線の桜がはっきりと見えますから中々趣があります。
伊豆高原、伊豆熱川、伊豆稲取、河津と丁寧に停車してE261系【サフィール踊り子1号】は13:29分、定刻に伊豆急下田駅に到着しました。
伊豆急下田駅での1枚。
緊急事態宣言から一夜明けた今日でしたから乗車率は余り良くないかなとは思いましたが1号車プレミアムグリーン車は10人位は乗車してまして伊豆急下田駅降りたら5~8号車のグリーン車からはそこそこ降りてきましたね。
いや~これだけ豪華な設備の特急列車はJR東日本では久々ですから乗客は本当に大満足でしょう。
ただこれは色々な方の乗車記を見ていて言われている人的サービスが少し貧弱な件は感じましたね、先代の251系 スーパービュー踊り子号が人的サービスの塊のような列車でしたから余計にそう感じてしまうかもしれませんね。
ただこの列車これからサービス面に関しては色々変化してくるのではないかと思ってます、必要ならば251系並みに戻るかもしれませんしね。
4号車 カフェテリアです「今回はお世話になりました、楽しいひと時を有難う」
このロゴ、カッコいいですよね。
(※明日9日からは4号車カフェテリアはコロナウイルス関連の影響で営業当面中止とのこと)
E261系は14:12発【特急サフィール踊り子2号】として東京に向かいます。
伊豆急下田駅です。
下田に来たの本当に久々です。
宿からの送迎のお車もまあまあ来てましたね。
ただこの時期ですから待合室はガラガラでした。
伊豆急下田からは13時58分発の熱海行きの8000系の普通電車で帰りました。
という訳で急ぎ足の旅でしたがE261系【サフィール踊り子号】の乗車体験記をお送りしてきました。
コロナウイルスによる自粛、緊急事態宣言により華々しくデビューした直後から出鼻を挫かれた感がありますがこの列車のおかげで伊豆への旅行が移動の時間もしっかり含まれる、旅の一体感を形成するのには充分な存在だなと、伊豆への旅行がこの列車、車両によってもっと面白くなるな、そのような列車になってくれると思います。
世の中が収束して人々の動きも復活したらE261系【サフィール踊り子号】も盛況になるでしょう。そのようになることを願ってこの乗車記を締めたいと思います。
4月8日 E261系【サフィール踊り子1号】乗車記、以上です。